日本大百科全書(ニッポニカ) 「ルリノジコ」の意味・わかりやすい解説 ルリノジコるりのじこ / 瑠璃野路子indigo bunting[学] Passerina cyanea 鳥綱スズメ目ホオジロ科の鳥。同科ズキンコウカンチョウ亜科ルリノジコ属12種中の1種。ルリノジコ属はほぼアメリカ大陸全土に分布するが、そのうちのルリノジコは北アメリカ南東部に繁殖し、冬季はパナマ、ジャマイカ、ベネズエラなどに渡る。全長約13.5センチメートル。雄は美しい光沢がある青緑色の鳥である。本来黒色の鳥であるが、羽毛の光の屈折が全身を青色にみせている。雌はくすんだ淡褐色。道端の茂み、林の中の開けた場所、林縁、農地などに生息し、昆虫類や草本の種子を食べる。[坂根 干] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例