普及版 字通 の解説
20画
[字訓] といし・あらと・とぐ
[説文解字]
[金文]
[字形] 形声
声符は(れい)。に石の意がある。〔説文新附〕九下にあらとの意とする。精なるものを砥(てい)、粗なるものをという。〔書、費誓〕に「乃(なんぢ)の鋒を(みが)く」とあり、〔広雅、釈詁三〕に「くなり」、〔釈詁八〕に「砥(と)ぐなり」という。
[訓義]
1. といし、あらと。
2. とぐ、みがく。
3. するどし、やく。
4. 字はまた、に作る。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 トグ・ミガク・ハゲム・トイシ・ハヤク・イシハシ・アラト
[語系]
・・()liatと同声。(れい)は石をふんで水を渉ること。・をその義に通用することがある。烈liatも同声。に烈しく磨する意がある。
[熟語]
鍔▶・剣▶・行▶・淬▶・砥▶・志▶・歯▶・石▶・鏃▶・兵▶
[下接語]
厳・淬・削・鑽・砥・勉・磨
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報