現代外国人名録2016 「レイモンドパルドン」の解説
レイモン ドパルドン
Raymond Depardon
- 職業・肩書
- 写真家,映画監督
- 国籍
- フランス
- 生年月日
- 1942年7月6日
- 出生地
- ブルゴーニュ地方
- 受賞
- ピュリッツァー賞〔1977年〕,ロバート・キャパ賞〔1973年〕「チリ」,セザール賞〔1982年・1995年〕,山形国際ドキュメンタリー映画祭市長賞〔1996年〕「アフリカ、痛みはいかがですか?」,ルイ・デリュック賞〔2008年〕「モダンライフ」
- 経歴
- 1958年パリに移り、フランソワ・トリュフォーの撮影現場で働く傍ら、写真家として活動。通信社のフリーカメラマンになり、アルジェリア独立戦争の取材に携わる。以後米国、統一前のベルリンや東ドイツ領内、アジア、中東を旅し、ヨーロッパ屈指の報道写真家になる。’66年仲間とともに写真通信社“Gamma”を設立。’77年アフリカのチャドの取材によりピュリッツァー賞を受賞。’79年より国際的なフォト・ジャーナリスト集団“マグナム”の正会員となる。写真集に「Voyages(旅)」(’98年)など多数。一方、’63年より映画の製作も開始、約20本以上の作品を監督。代表作にジスカール・デスタン大統領の選挙キャンペーンを追ったドキュメンタリー「1974,une partie de campagne」、セザール賞に輝いた「Reporters」(’81年)、「Délits flagrants」(’94年)、農民の生活を描いたドキュメンタリー「農民の横顔」3部作〔「Profils paysans:l’approche」(2001年)、「Profils paysans:le quotidien」(2005年)、「モダンライフ」(2007年)〕などがある。またコンテンポラリー・アートの分野では、パリのカルティエ現代美術財団で2004年個展を開催。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報