レウケ(読み)れうけ

日本歴史地名大系 「レウケ」の解説

レウケ
れうけ

漢字表記地名「礼受」のもとになったアイヌ語に由来する地名。「レウケ」(東海参譚)、「レウキフビラ」(駅路抵記)などと記され、「西蝦夷地名考」では「本名レウケトマリ。レウとは曲る事をいふ也。当所遠浅にて図合船かなり一二艘ほどの澗あり。海岸通地所まがれり。故に名付」と説いている。「西蝦夷地日記」に「番家 蔵四軒 夷五拾四人」(文化四年九月四日条)、「駅路抵記」に「番屋六七軒も有。其外夷家四五拾軒程、大漁の場所の由」とある。「蝦夷日誌」(二編)では「番屋、鯡小屋二軒にして至賑敷様に見えたり」と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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