20世紀西洋人名事典 「レオニードカントロビチ」の解説
レオニード カントロビチ
Leonid Vitalévich Kantorovich
1912.1.19 - 1986.4.7
ソ連の数学者。
ペテルブルグ(後のレニングラード)生まれ。
ソ連における数理経済学派の1人で、22歳の若さでレニングラード大学教授に抜擢される。学生時代から射影集合論で注目を浴び、1930年代後半より半順序空間の関数分析で有名となる。’39年には「生産組織と生産計画の数学的方法」を発表し、線形計画法のパイオニアとしての業績が評価され、’75年ノーベル経済学賞受賞。’45年から15年間ソ連邦科学アカデミー数学研究所レニングラード支部局員、部長を歴任。ソ連邦国家賞(’49年)、レーニン賞(’65年)受賞、’64年からソ連邦科学アカデミー会員。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報