レジノイド砥石(読み)レジノイドといし(その他表記)resinoid bond grinder

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レジノイド砥石」の意味・わかりやすい解説

レジノイド砥石
レジノイドといし
resinoid bond grinder

カーボランダムコランダムダイヤモンドなどの粉粒砥材を熱硬化性合成樹脂 (レジノイド) で固結成形した回転砥石。通常の研磨研削のほか,薄型につくれるので切断にも使われる。切削では毎分 2000~3000m,切断には最高 5000mの高い周速で使用し,研削能率,仕上げ面とも良好であるが,やや摩耗の速い欠点がある。結合剤にフェノール樹脂を使うベークライト砥石が最も普通で,高速切削に耐えるが,重切削用にエポキシ樹脂砥石も使われる。

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世界大百科事典(旧版)内のレジノイド砥石の言及

【研削といし(研削砥石)】より

…結合剤は,砥粒を結合支持し,といしとしての形状を保つための材料で,切りくずが逃げるための空孔である気孔をも形成する(図)。結合剤の種類によって,ビトリファイドといし,シリケートといし,マグネシアといし,レジノイドといし,エラスチックといし(シェラックといし,ゴムといし),メタルボンドといしなどに分けられる。多く使われるのはビトリファイドといし,レジノイドといしで,メタルボンドといしはダイヤモンドやcBN砥粒に対して用いられる。…

※「レジノイド砥石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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