現代外国人名録2016 「レスターテニー」の解説
レスター テニー
Lester Tenney
- 職業・肩書
- 経営学者 アリゾナ州立大学名誉教授 元全米バターン・コレヒドール防衛兵の会(ADBC)会長
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1920年
- 出生地
- イリノイ州シカゴ
- 専門
- 金融論, 保険論
- 学歴
- マイアミ大学〔1949年〕卒,サンディエゴ州立大学大学院〔1967年〕修士課程修了
- 学位
- 博士号(南カリフォルニア大学)〔1971年〕
- 経歴
- アリゾナ大学教授を退任後、企業における隠退計画セミナー・財政金融問題の法廷裁判で専門立会い人を務める。一方、太平洋戦争中は無線技師、戦車指揮官として従軍し、1942年旧日本軍の捕虜に。フィリピンでの“バターン死の行進”や、日本の炭鉱での強制労働を体験した。’95年戦争の体験を「バターン遠い道のりのさきに」として出版。’99年には戦時中の残虐な使役への謝罪と適正な補償を求めて日本企業に対し個人起訴を起こしたが、2003年米連邦最高裁は“請求権はサンフランシスコ平和条約で破棄された”と退けた。2008年元捕虜らでつくる全米バターン・コレヒドール防衛兵の会(ADBC)会長に就任。同年日本政府や関係企業が基金づくりに取り組むよう訴えるため来日。2009年5月には会員の高齢化でADBCを解散する。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報