精選版 日本国語大辞典「使役」の解説
し‐えき【使役】
〘名〙
① (━する) 人をつかって仕事をさせること。人に命じて職務につかせること。働かせること。
※西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉二「少年を勧励し、工事の使役に供するに足らしめ」 〔管子‐小匡〕
つかい‐やく つかひ‥【使役】
〘名〙
① =つかいばん(使番)①
※別所長治記(1580‐92頃)「大将秀吉。〈略〉次宿老。次使役〈廿八人〉」
② 徳川幕府の職名。使番②の旧称。
※吏徴(1845)別録「延宝三年乙卯正月廿六日御使役を御使番と改む」
③ 使者の役目。
※浮世草子・武道伝来記(1687)一「風俗を使(ツカヒ)やくの女に作り」
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