レッサークーズー(その他表記)Tragelaphus imberbis; lesser kudu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レッサークーズー」の意味・わかりやすい解説

レッサークーズー
Tragelaphus imberbis; lesser kudu

偶蹄目ウシ科。肩高 1m内外の中型のアンテロープ。体は灰褐色ないし青灰色で,胴から尻にかけて 11~15本の白い縞がある。東アフリカの木が繁茂する藪地半乾燥地帯に,雌雄とその幼獣がともに生活する。臆病な動物で,日中茂みにひそみ,おもに夕方早朝に活動する。なお,これより大型のクーズー T. strepsicerosは本種に似るが,頸の下に顕著な毛総がみられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のレッサークーズーの言及

【クーズー】より

…飼育下で23年生きた例があるが野生下の寿命は7~8年。エチオピアからタンザニアまでの草原にすむレッサークーズー(ショウクーズー)T.imberbis(英名lesser kudu)ははるかに小さく,体長110~140cm,体重80~105kg,雄にも首の下面に長毛の房がない。【今泉 吉典】。…

※「レッサークーズー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android