レトロフォーカス(読み)れとろふおおかす,れとろふぉーかす

カメラマン写真用語辞典 「レトロフォーカス」の解説

レトロフォーカス

 広角レンズで前群に凹レンズ系を配置して、ちょうど望遠レンズと逆のレンズ構成にしたものを言う。このために「逆望遠」とも呼ばれるが、レトロフォーカスは最初に開発したフランスのアンジェニュー社の商標である。このレトロフォーカスタイプの広角レンズは バックフォーカス (レンズ後面から焦点面までの距離)を長くすることができるため、一眼レフミラーにぶつからずに装着ができる。現在の一眼レフ用の広角レンズはすべてこのレトロフォーカス設計になっている。レトロフォーカスの特徴としては周辺光量が多いこともあげられる。ただし、歪曲収差 は 対称型レンズ の広角レンズにはやや劣る。

出典 カメラマンWebカメラマン写真用語辞典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む