レバント地方(読み)レバントちほう(その他表記)Levant

翻訳|Levant

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レバント地方」の意味・わかりやすい解説

レバント地方
レバントちほう
Levant

地中海東部沿岸地方をさす地理上の呼び名。フランス語 lever (「日が昇る」の意) に由来する。十字軍時代以後,東方都市 (テュロスシドン) に対する,ベネチアジェノバなどの交易活動のなかから生れた呼び名で,小アジアやシリア海岸部をさしたが,ときにはギリシアからエジプトまでを含めることもあった。また中近東別称ともなった。 16~17世紀には極東が上レバントと称され,第1次世界大戦後はシリアとレバノンのフランス信託統治領がレバント諸国といわれ,両国の 1946年の独立後もそのまま使用されることがある。またそれにイスラエルヨルダンも含められる場合もある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む