ロクロイの浮彫(読み)ロクロイのうきぼり

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロクロイの浮彫」の意味・わかりやすい解説

ロクロイの浮彫
ロクロイのうきぼり

イタリア南部の古代ギリシア植民都市ロクロイから発掘 (1889~90,1954) された陶板浮彫神殿に奉納された平浮彫で,神々や人間表現に初期クラシック期の厳格様式特徴がみられるところから,前 470~450年頃の作と推定される。ギリシア東方からの影響も指摘されている。『地下に運ばれるペルセフォネ』 (タラント国立美術館) など。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android