ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ペルセフォネ」の意味・わかりやすい解説
ペルセフォネ
Persephonē
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
翻訳|Persephone
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
ギリシア神話の冥界(めいかい)の女王。ゼウスとデメテルの娘。ペルセフォネに恋した冥界の王ハデスは、彼女を地下の国へ引きさらっていき妻とした。デメテルはようやくのことで娘の居場所を探し当てるが、そのときすでに冥界のザクロを口にしていたペルセフォネは地上に戻ることができない。そこでゼウスが仲裁に入って、1年の3分の1を地下の夫のもとで、残りの3分の2を地上で過ごすことに決めた。これは蒔(ま)かれて(地下に隠れて)のち春に芽を吹いて甦(よみがえ)る穀物霊の神話である。彼女はデメテルとともに母子神として、エレウシスをはじめ各地の秘教で崇拝され、コレ(乙女(おとめ)神)あるいは二柱の神とよばれて本名をよぶことさえ恐れられた。
[中務哲郎]
マイナンバーカードを健康保険証として利用できるようにしたもの。マイナポータルなどで利用登録が必要。令和3年(2021)10月から本格運用開始。マイナンバー保険証。マイナンバーカード健康保険証。...