最新 地学事典 「ロスマン電気石」の解説
ロスマンでんきせき
ロスマン電気石
rossmanite
化学組成□(LiAl2)Al6(Si6O18)(BO3)3(OH)3OHの鉱物。三方晶系,空間群R3m,格子定数a1.5802nm, c0.7088,単位格子中3分子含む。細柱状。ガラス光沢。劈開なし。硬度7。比重3.00。淡ピンク〜無色,条痕白色。一軸性負,屈折率ε1.624, ω1.645。電気石上族,X-site空席族,空席亜族2に属する。原産地はチェコ・モラビア地方西部のRožná付近で,リチア雲母に富むペグマタイト中に産出。リチア電気石と肉眼で区別し難い。リチア電気石成分と固溶していることも多く,リチア電気石の表面で,Naが欠如しロスマン電気石となっている場合もある。日本では,福岡県福岡市長垂のペグマタイトからリチア電気石に伴って産出。名称は,電気石の研究などに業績をあげたカリフォルニア工科大学の鉱物学者G.R. Rossmanにちなむ。
執筆者:松原 聰
参照項目:電気石上族
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

