現代外国人名録2016 「ロバートゼーリック」の解説
ロバート ゼーリック
Robert Bruce Zoellick
- 職業・肩書
- 実業家 ゴールドマン・サックス・グループアドバイザー 元世界銀行(WB)総裁,元米国国務副長官
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1953年7月25日
- 出生地
- イリノイ州エバーグリーンパーク
- 学歴
- スウォースモア大学卒,ハーバード大学ケネディスクール修士課程修了,ハーバード大学ロースクール修了
- 経歴
- 大学卒業後、2年間香港に滞在。1985年米国財務省で財務次官補代理としてダーマン副長官に仕えていた時、当時のベーカー財務長官に見込まれ、’89年その国務長官就任とともに国務省審議官に就任。ベーカー長官の文字通りの右腕で、長官室への書類のすべてに目を通し、ベーカー演説のほとんどを起草したといわれる。’90年東西ドイツ統一問題の事務レベル協議では米国代表として直接交渉に当たった。日米構造協議、アジア太平洋閣僚会議(APEC)なども担当。’91年5月から経済農業問題担当国務次官、’92年8月からベーカー長官が大統領首席補佐官になるとともに大統領次席補佐官を務める。この間、NAFTA交渉やウルグアイラウンド米代表などを務める。’93年政府を離れ、’93〜97年住宅金融投資会社ファニー・メイ副会長、’97〜98年海軍兵学校教授(安全保障論)などを経て、’98年7月米国戦略国際問題研究所(CSIS)に入り、’99年1月所長兼CEO(最高経営責任者)に就任。同年5月ブッシュSr.元大統領の長男、ブッシュJr.テキサス州知事への助言などが問題となり辞任。2001年7月ブッシュJr.政権で米国通商代表部(USTR)代表、2005年2月2期目のブッシュJr.政権で国務副長官。2006年6月退任。2006〜2007年ゴールドマン・サックス・グループ国際副会長。2007年7月第11代世界銀行(WB)総裁に就任。中国と台湾をWTOに加入させる中心的役割を果たした。2012年6月退任。シンクタンクのピーターソン国際経済研究所特別客員研究員とハーバード大学ベルファー科学・国際関係研究所上級研究員に就任。2013年よりゴールドマン・サックス・グループアドバイザー。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報