1954年3月1日に米国が水爆実験「ブラボー」を行ったマーシャル諸島のビキニ環礁の約180キロ東にある。風下の島民が大量の「死の灰」を浴びて避難。57年に米国が「安全宣言」を出し、いったん帰島したが、残留放射線への懸念が強まり85年に再び島を離れた。マタヨシ首長によると、実験時に被ばくした島民86人のうち、今も生存しているのは13人。付近では静岡県焼津市のマグロ漁船「第五福竜丸」の乗組員23人も操業中に被ばくし、日本で反核世論が高まった。(マジュロ共同)
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