ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロンドン型スモッグ」の意味・わかりやすい解説
ロンドン型スモッグ
ロンドンがたスモッグ
London type smog
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…気体中に微細な固体粒子が分散した系を煙というが,普通には,ある種の燃焼過程で生成する不完全燃焼物などが微粒子となって浮遊した状態を指すことが多い。コロイド分散系の一つと考えると,気体を分散媒とする分散系をエーロゾル(煙霧質)といい,固体粒子の分散した系を〈けむり〉,液体の分散した系を〈きり〉と定義するが,この定義は必ずしも厳密には適用できない。というのは,種々の物質の燃焼のときに発生する煙は,非常に細かく分散した固体粒子とともに粒子上に凝縮した液体を含むことが多いからである。…
…近年は,気象上の視程が減るという大気汚染の状態を指すことばとして広義に使われ,とくに光化学スモッグを指す場合が多い。 狭義のスモッグは,とくに冬期に地上数百mまでの低層の大気中で逆転層が発生し,風速が顕著に弱まり,霧が発生したときに,工場や家庭から排出された有害ガスやばい煙が逆転層内に滞留して起こる現象で,この型のスモッグをロンドン型スモッグということもある。スモッグ時には太陽光の減少による視程の減少が起こる。…
… スモッグsmog煙smokeと霧fogとの合成語で,ばい煙でよごれた霧という程度の意があるが,気象学的なはっきりした定義はない。石炭系のばい煙でよごれた霧をロンドン型スモッグ,自動車や石油系のばい煙でよごれた大気汚染をロサンゼルス型スモッグあるいは光化学スモッグという。 光化学スモッグ大気が一酸化窒素や二酸化窒素などでよごれているとき,太陽光線の中の紫外線による化学変化で,オゾン,アルデヒド,PAN(パーオキシアセチルナイトレートRCO3NO2)などのオキシダントができる。…
※「ロンドン型スモッグ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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