ローウォルフェ石(読み)ローウォルフェせき

最新 地学事典 「ローウォルフェ石」の解説

ローウォルフェせき
ローウォルフェ石

wroewolfeite

化学組成Cu4(SO4)(OH)6・2H2Oの鉱物。単斜晶系,空間群Pc,格子定数a0.6045nm, b0.5646, c1.4337, β93.39°,単位格子中2分子含む。四角薄板状,刀剣に似た板柱状結晶。ガラス光沢。劈開{010},{100},{001}完全。硬度2.5。比重3.27。緑青色,条痕淡青色。二軸性負,屈折率α1.637, β1.682, γ1.694,2V= 53°。ラング石族に属する。Cuを含む鉱床の酸化帯で産し,同様の産状でよく見られるブロシャン銅鉱や同族のラング石,ポスンジャク石と外観が酷似しているため混同しやすい。日本では秋田県亀山盛(きさんもり)鉱山から産出。原産地は米国マサチューセッツ州Loudville鉱山で,ボストン大学の結晶学者Caleb Wroe Wolfにちなむ。なお,彼の姓はすでにwolfeite(Fe2(PO4)(OH))に使用されていたため,ミドルネームのWroeが加えられた。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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