ローパスフィルター(その他表記)low pass filter

デジタル大辞泉 「ローパスフィルター」の意味・読み・例文・類語

ローパス‐フィルター(low pass filter)

電気回路で、ある周波数より高い帯域の信号を通さず、低周波をよく通すフィルター回路。低域通過フィルターLPF。→ハイパスフィルターバンドパスフィルター
デジタルカメラやビデオカメラなどのイメージセンサーに取り付けられる、ある程度以上の細かなパターンを故意にぼかす光学フィルター光学系解像度をわずかに低下させるが、モアレ偽色発生を抑制する効果がある。光学ローパスフィルター。LPF。OLPF(optical low pass filter)。

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カメラマン写真用語辞典 「ローパスフィルター」の解説

ローパスフィルター

 撮像素子に高周波成分を含んだ光があたると、被写体明暗境目などに 偽色 (本来そこに存在しない色)が出たり、偽色によって モアレ が起こったりする。光学ローパスフィルターは、こうした偽色やモアレ現象の発生を防ぐために高周波成分をカットする働きをする。

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「ローパスフィルター」の解説

ローパスフィルター (デジタルカメラ)

撮像素子では、高い周波数の光が入ると、ノイズが乗る特徴がある。これを防止するため、一定以上の周波数の光をカットするガラス製フィルターが、撮像素子の前に置かれる。また、これを振動させることでダストを落とす機能を持った機種もある。

ローパスフィルター

低域の周波数成分を通し、それ以外をカットするフィルターのことで、ハイカットフィルターとも呼ばれる。

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