低周波(読み)テイシュウハ

デジタル大辞泉 「低周波」の意味・読み・例文・類語

てい‐しゅうは〔‐シウハ〕【低周波】

周波数が比較的低いこと。また、その波動振動。20~20000ヘルツの可聴周波数をいうことが多い。電波法では30~300キロヘルツの電波をいう。⇔高周波
[類語]波動周波高周波音波超音波光波電波電磁波長波中波短波超短波極超短波マイクロウェーブマイクロ波

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精選版 日本国語大辞典 「低周波」の意味・読み・例文・類語

てい‐しゅうは‥シウハ【低周波】

  1. 〘 名詞 〙 比較的低い周波数の振動や波動。電力関係では商用周波数、通信関係では可聴周波数程度の周波数をいうことが多い。⇔高周波。〔電気工学ポケットブック(1928)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「低周波」の意味・わかりやすい解説

低周波
ていしゅうは
low frequency

一般に低い周波数の波動を総称していう場合と、特定の周波数の電波をさす場合とがある。通信工学分野では無線通信に使用する高周波に対して、20ヘルツから20キロヘルツの範囲の可聴周波を低周波ということが多い。しかし電波法では30キロ~300キロヘルツの電波を低周波と定義している。可聴周波よりさらに低い低周波は超低周波とよばれる。電力用に使われている50ヘルツまたは60ヘルツの低周波を商用周波とよぶこともある。低周波は発電機トランジスタなどを用いて容易に発生させることができる。

布施 正・吉澤昌純]

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百科事典マイペディア 「低周波」の意味・わかりやすい解説

低周波【ていしゅうは】

高周波に対し周波数の小さい電波や交流をいうが,範囲は明確でない。ふつう可聴周波数のものをさす。
→関連項目海洋音響トモグラフィーシステム

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「低周波」の意味・わかりやすい解説

低周波
ていしゅうは
low frequency

周波数の低い波。高周波に対する用語。明確な周波数範囲はないが,多くの場合,20kHz以下の可聴周波をさす。 LF略記することもある。

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