ローラン島(読み)ろーらんとう(その他表記)Lolland

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ローラン島」の意味・わかりやすい解説

ローラン島
ろーらんとう
Lolland

デンマーク南部に位置する島。首都コペンハーゲンのあるシェラン島の南にあり、同島へは隣接するファルスター島を経て鉄道・道路が連絡する。同国で四番目に大きな島。面積1241平方キロメートル、人口はファルスター島とあわせて11万4492(2001)。最高点が30メートルの平坦(へいたん)なブナ林の豊かな島で、デンマークでは工業化が比較的遅れている地域である。ビート原料とする製糖業などの農産物を加工する食品産業が工業の中心である。南西岸のレズビュハウンからドイツのプッツガルテンを結ぶフェリーがあり、北欧とヨーロッパ大陸を結ぶ鉄道輸送の動脈となっている。中心都市ナクスコウNakskov(人口1万5207。2002)。

[村井誠人]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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