ワク・カク・はかる・のり

普及版 字通 の解説


26画

(異体字)
14画

[字音] ワク・カク(クヮク)
[字訓] はかる・のり

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(かく)。(獲)の初文。〔説文〕四上に「は規(きわく)、(はか)るなり。(いう)の(くわん)を持するに從ふ。一に曰く、ること遽(あわただ)しき皃なり。一に曰く、度(わくたく)するなり」とあり、字を会意とする。また重文としてを録し、「、或いはに從ふ。も亦た度(はか)るなり」とし、〔楚辞離騒〕「(くわく)(法度)の同じきを求めよ」の句を引く。は今本にに作る。(かん)は冠毛のある鳥。これに(又)を加える(手に執る)のは、鳥占(とりうら)の意であろう。は左右の字を縦に重ねた形で、左右に呪器をもち、神の所在を尋ね求める意。それで思いはかること、法度の意となる。字はまたに作る。

[訓義]
1. はかる、神にはかる。
2. ものさし、のり。
3. (わく)と通じ、つかむ、とる、にぎる、もつ。
4. 矍(かく)と通じ、きょろきょろ見る。

[古辞書の訓]
名義抄 ハカル・カザル 〔字鏡集〕 カザル・ワタル・カタクミル・トホクミル

[声系]
〔説文〕に声として(穫)・など十二字を収める。(わく)も同声。「からめとる」の意をもつ字が多い。

[下接語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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