わんぐり(読み)ワングリ

デジタル大辞泉 「わんぐり」の意味・読み・例文・類語

わんぐり

[副]大きく口を開くさま。あんぐり
「―と食ったが因果」〈滑・浮世床・二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「わんぐり」の意味・読み・例文・類語

わんぐり

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
  2. 口を大きく開くさま、大きく口をあけてかみついたりするさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「きた八が〈略〉、わんぐりとかみつく」(出典:滑稽本・東海道中膝栗毛(1802‐09)三)
  3. 盛りあがるさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「しりつきがわんぐりと成るひとへ帯」(出典:雑俳・柳多留‐七(1772))

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