ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アショーカ王刻文」の意味・わかりやすい解説 アショーカ王刻文アショーカおうこくぶん 古代インド,マウリヤ朝のアショーカ王が,ダルマ (法) の政治を宣布するため領内各地の磨崖や石柱に刻ませた詔勅文。アショーカ王の「法勅」として知られ,大小 40以上発見されている。磨崖法勅は主としてマウリヤ帝国の周辺部,石柱法勅はガンジス川流域に多い。ブラーフミー文字で刻まれたものが大部分であるが,北西インドからアフガニスタンにかけてカローシュティー文字やギリシア文字 (ギリシア語) ,アラム文字 (アラム語) で刻まれたものも発見されている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by