磨崖(読み)マガイ

デジタル大辞泉 「磨崖」の意味・読み・例文・類語

ま‐がい【磨崖/摩崖】

自然の懸崖けんがいまたは大石表面を磨いて、文字画像などを陰刻または浮き彫りにしたもの。

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精選版 日本国語大辞典 「磨崖」の意味・読み・例文・類語

ま‐がい【磨崖・摩崖】

  1. 〘 名詞 〙 切り立った岩壁。また、それに彫り刻んだ像や文字。
    1. [初出の実例]「文献以前の刻文 支那の鐘鼎碑碣、〈略〉更に遡っては摩崖、洞窟等の刻字」(出典:読書放浪(1933)〈内田魯庵〉東西愛書趣味の比較)
    2. [その他の文献]〔葉紹翁‐四朝聞見録・南屏興教磨崖〕

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普及版 字通 「磨崖」の読み・字形・画数・意味

【磨崖】まがい

岩壁を削って碑刻を加える。清・顧炎武〔語渓碑歌〕詩 (顔)眞大字を作(な)し 筆法天下に名あり (がい)(崖)をして斯(こ)のを勒(ろく)す 理、(おく)り來(きた)れるなり

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