アジーズ(英語表記)al‐‘Azīz

世界大百科事典 第2版の解説

アジーズ【al‐‘Azīz】

955‐996
ファーティマ朝第5代カリフ。在位975‐996年。父ムイッズを継いでカリフとなる。彼の治世はファーティマ朝の版図が最大となり,エジプトがもっとも繁栄した時である。内政面では宰相(ワジール)イブン・キッリスIbn Killis(930‐991)に代表されるようにユダヤ教徒,キリスト教徒を官僚として採用し,エジプトに経済的繁栄をもたらした。外交的には,ビザンティン帝国とアッバース朝に対する戦いの根拠地としてのシリアの平定が活動の中心であった。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

今日のキーワード

余震

初めの大きい地震に引き続いて,その震源周辺に起こる規模の小さい地震の総称。大きい地震ほど余震の回数が多く,余震の起こる地域も広い。余震域の長径の長さは,地震断層の長さにほぼ対応している。マグニチュード...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android