アスキー符号(読み)アスキーふごう(英語表記)ASCII code

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アスキー符号」の意味・わかりやすい解説

アスキー符号
アスキーふごう
ASCII code

コンピュータで情報を交換・通信するために使われるアルファベット数字記号の標準符号。 ASCIIは American Standard Code for Information Interchangeの略称で,1963年アメリカ規格協会 ANSI; American National Standards Instituteが提唱した。7桁の二進数 (7ビット符号) で 32個の制御文字,96個の大小英文字,数字,特殊文字の計 128個の文字からなる。誤り検査用のパリティ parityビット1ビットを加え,8ビットで使われることも多い。大文字のAは二進で 1000001で,小文字のaが二進で 1100001であるが,パリティビットをつけ加えると,Aは 01000001に,aは 11100001となる。数字の0,1,2,3などは 00110000,10110001,10110010,00110011となる。コードの順番の大きい方にアルファベットが,小さい方に数字が割り当てられている。 1967年に制定された ISO符号,1969年に制定された JIS符号もアスキー符号を含む形で定義されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android