アスト(その他表記)Asud

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アスト」の意味・わかりやすい解説

アスト
Asud

カフカス北部に住んでいたイラン系種族。中国史料には阿速てきあるいは阿蘇特と記される。 13世紀には,チンギス・ハンの派遣したモンゴル部隊の進軍を苦しめたが,その後キプチャク・ハン国軍隊に属して活躍した。彼らはまた鎖帷子 (くさりかたびら) の製作に秀で,工匠としてサライカラコルムに移り住んだ者も多かった。

アスト
Ast, Georg Anton Friedrich

[生]1778
[没]1841
ドイツの文献学者,哲学者。内容的解釈の提唱者であり,シェリング立場継承。 F. A.ウォルフとともにシュライエルマッハー解釈学に直接の影響を与えた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android