アデノシン誘導体の血圧降下作用(読み)アデノシンゆうどうたいのけつあつこうかさよう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アデノシン誘導体の血圧降下作用
アデノシンゆうどうたいのけつあつこうかさよう

アデノシンの2位にオクチニル基を導入した化合物である2-オクチニルアデノシンは,従来のカルシウム拮抗剤などよりはるかに強い血圧降下作用を示すほか,血流の増加,血小板凝集作用などをあわせもつ。血圧調整にかかわるものの一つにアデノシン受容体があるが,心臓の冠血管やその他の細胞の表面には2つの受容体があり,アデノシンがその一方に結合すると血圧が上がり,他方に結合した場合には下がることが知られている。2-オクチニルアデノシンは血圧降下にかかわる A2受容体に強く結合するほか,カリウムチャンネルオープニング作用がある新しいタイプの降圧剤である。

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