受容体(読み)じゅようたい

栄養・生化学辞典の解説

受容体

 (1) 核受容体電子受容体などともいう.放出される電子や原子核などを受容する物質.たとえばシトクロムなども含まれる.(2) 受容個体宿主ともいう.寄生生物などが寄生する生物体.(3) レセプターともいう.ホルモンなどの信号を標的器官が受け取る主体で,ペプチドホルモンやカテコールアミンなどのレセプターは細胞膜にあり,ステロイドホルモンや甲状腺ホルモンのレセプターは細胞内にある.特に後者では核内にあるものが多い.また,薬物,糖,その他と結合して細胞内に取り込むといった機能を有する受容体もある.

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大辞林 第三版の解説

じゅようたい【受容体】

細胞膜上あるいは細胞内に存在し、ホルモンや抗原・光など外から細胞に作用する因子と反応して、細胞機能に変化を生じさせる物質。ホルモン受容体・抗原受容体・光受容体などをいう。レセプター。
ウイルスの受容体のこと。細胞表面にあってウイルスと特異的に結合し、その侵入を導くもの。レセプター。
受容器」に同じ。

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世界大百科事典内の受容体の言及

【細胞】より

…同一組織内の細胞間にはこのような結合が密に発達していて,細胞機能のグループ化に働いていると考えられる。 遠く離れた細胞間のコミュニケーションには,体液の循環によって運ばれるホルモンや栄養物質が,標的器官の細胞にキャッチされるしくみがあって,それぞれの物質に特異的な受容体receptorが細胞膜の外側に分布している。受容体が分布する細胞だけがその物質を情報として受け入れられるので,少量で多数の情報物質があっても個々の情報は整理され,的確にとどけられているのである。…

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出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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