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アトランテス 〈ギリシャ〉atlantes

デジタル大辞泉の解説

アトランテス(〈ギリシャ〉atlantes)

古代ギリシャ建築で、男性像をかたどった支柱。天空を支えるアトラスにちなむ。男像柱。→カリアティード

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大辞林 第三版の解説

アトランテス【atlantes】

男像柱。古代ギリシャ建築で、天空を支えるというアトラスにならって、男性像を柱としたもの。 → カリアティード

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アトランテス
あとらんてす
atlantes

ギリシア建築で男子の彫像を柱としたもの。男像柱ともいう。ギリシア神話の巨人神アトラスが天空を支えている神話に由来する。女子像はカリアティードcaryatidという。ローマ人は同様な男像柱をテラモネスTelamonesとよんだが、これはギリシアのアトラスと同じ神話をもつテラモンに由来するもの。シチリア島のアクラガスのゼウス神殿にその巨大な作例が残されている。[前田正明]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のアトランテスの言及

【アトラス】より

…彼の娘たちヘスペリデスの守る黄金のリンゴをヘラクレスがとりにきたとき,アトラスがリンゴをとってやる代りに,一時彼に蒼穹を背負わせた話は有名。アトラスの複数形アトランテスAtlantesはカリアティード(女人像柱)の対になる〈男性像柱〉を意味する建築用語で,アクラガスのオリュンピエイオンにその最初の使用例が残っている。地理学では,アトラスはアフリカ北西海岸に沿って東西に伸びる巨大な山脈の名称。…

【柱】より

…これらの柱はいずれも上部にいくに従って柱身が細くなる(エンタシス)が,ギリシア以前のクレタやミュケナイの建築にみられる柱は上が太くなる円柱である。またギリシアでは,カリアティード(女像柱),アトランテスatlantes(男像柱),ヘルマイなど,柱と彫像を組み合わせる試みがみられた。小アジアやインドでも,柱頭に動物の姿が刻まれたり縦溝が施されたりし,彫刻が柱身を覆ったりする形式がみられる。…

※「アトランテス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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