アバヒ(読み)あばひ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アバヒ
あばひ
avahi
[学]Avahi laniger

哺乳(ほにゅう)綱霊長目インドリ科の動物。1属1種の原猿で、マダガスカル島の固有種。体毛は灰褐色で、ふわふわと密に生え、頭胴長は約30センチメートル、尾長は40センチメートル前後である。インドリ科ではもっとも小形で、唯一の夜行性。顔は丸く、鼻口部は短い。目は大きく、周囲に淡色の部分がある。おもに葉を食べ、2~6頭の家族的な群れをつくる。昼間は樹上の葉の間で体を丸め、2~3頭が固まって眠っている。[上原重男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のアバヒの言及

【原猿類】より

…かぎづめ,突出した鼻口部,マーキング行動など,霊長類以外の哺乳類と共通の原始的な諸特徴を備えているが,一方で,四肢の指のいくつかには平づめが認められ,親指と他の指を向きあわせること(拇指(ぼし)対向)が可能であり,立体視が可能であり,閉じた眼輪をもつなど,真猿類と共通の特徴をも保有している。アバヒAvahi,アイアイ,キツネザルは1産1子だが,1産2~3子の例も少なくない。妊娠期間もツパイのわずか40日をはじめとして真猿類より短く,ツパイ,キツネザルのように未発達の子どもを出産するものもある。…

※「アバヒ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

出入国在留管理庁

政府が2019年4月に発足を予定している法務省の外局。18年12月の出入国管理法改正案成立に伴う外国人労働者の受け入れ拡大に対応するため、同省の内部部局である入国管理局を再編・格上げし、新設することが...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android