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アパテイア apatheia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アパテイア
apatheia

感情 pathosのないこと。強い克己心による超然とした無感動の境地をさし,ストア派は人間生活の理想とした。

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デジタル大辞泉の解説

アパテイア(〈ギリシャ〉apatheia)

パトスのない、の意》人間が情念や欲情に支配されないで超然として生きる状態。ストア学派は、この境地を生活の理想とし、哲学的訓練の目標とした。アパシー。→パトス

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大辞林 第三版の解説

アパテイア【apatheia】

〘哲〙 〔「パトスが無いこと」の意〕 ストア派が目指した精神的境地。本能や情感に乱されない無感動な心の状態。アパシー。

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世界大百科事典内のアパテイアの言及

【ストア学派】より

…世界は巨大なポリスであり,人間は〈世界市民(コスモポリテスkosmopolitēs)〉として,この世俗においても一定の役割を果たさなければならない。宇宙秩序に対する透徹した観照から,情念や思惑にかき乱されない〈不動心(アパテイアapatheia)〉を養い,厳しい克己心と義務感を身につけてこの世を正しく理性的に生きること,これをストア学派的生活と呼ぶが,この事情は英語のストイックstoic,ストイシズムstoicismなどの語に反映されている。 ゼノンの高邁(こうまい)な生き方は,クレアンテスクリュシッポスに受け継がれた。…

※「アパテイア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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