欲情(読み)よくじょう

精選版 日本国語大辞典「欲情」の解説

よく‐じょう ‥ジャウ【欲情】

〘名〙
① ものをほしがる心。欲心。欲望。
※足利本論語抄(16C)季氏第十六「老ては欲情起るほどに戒しめ得るに有也」
※シェイクスピア(1952)〈吉田健一〉マクベス「支配欲が凡人の欲情であることに変りはない」
② (━する) 色欲の情。愛欲。また、情欲を発すること。〔文明本節用集(室町中)〕
※自由学校(1950)〈獅子文六〉彼女がそう叫ぶには「自分の力で生き、自分の頭で考え、自分の腕で食い、自分の意志で欲情する」

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デジタル大辞泉「欲情」の解説

よく‐じょう〔‐ジヤウ〕【欲情】

[名](スル)
物をほしがること。また、その心。欲心。
「私はかつて年が若く、一切のものを―した」〈朔太郎虚無の歌〉
異性の肉体を欲すること。また、その心。色欲の情。情欲。「欲情にかられる」
[類語](1欲望欲求欲念欲心欲気よくけ欲得利欲私欲我欲執着煩悩ぼんのう意欲色気野心野望向上心娑婆気/(2愛欲色情痴情劣情性欲情欲色欲肉欲淫欲情炎

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