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アフガニスタンでの韓国人大量人質事件 あふがにすたんでのかんこくじんたいりょうひとじちじけん

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知恵蔵の解説

アフガニスタンでの韓国人大量人質事件

アフガニスタン東部のガズニ州で2007年7月19日、韓国人23人が武装勢力タリバーンに拉致(らち)され、人質になった。被害者はソウルプロテスタント系教会に属する牧師や学生、会社員らで、教育や医療の支援のために入っていたという。犯行グループは、アフガン復興支援に参加している韓国軍の撤退(もともと韓国政府は年内撤収を決定済み)、拘束されている仲間の釈放と人質の交換などを要求し、同月末までに男性2人を殺害した。8月10日からは韓国政府がタリバーン側との直接交渉を始め、13日に女性2人を解放、同月30日までに残りの人質19人全員を解放した。交渉仲介者は韓国政府が身代金を払ったと語ったが、韓国、タリバーン双方とも認めていない。現地が厳格なイスラム色のなか、韓国人グループがふさわしくない目立つ行動を取ったり、キリスト教布教も考えていたりしたとされ、それが反感を招いたともいわれる。韓国はアジアではフィリピンに次いでキリスト教信者の人口比率が高い。海外での積極的な人道支援活動を信者獲得の説得材料にする教会もあり、プロテスタント系を中心に海外布教にも熱心だ。今回の大量人質事件との関連で、そうした教会の海外布教活動に対する批判も韓国内で起こった。

(小菅幸一 朝日新聞記者 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
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