アベロン県(読み)アベロン(その他表記)Aveyron

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アベロン県」の意味・わかりやすい解説

アベロン〔県〕
アベロン
Aveyron

フランス南部,ミディピレネーズ地域 (レジオン) の県。マシフサントラル (中央山地) 南部にあり,県域は旧ルエルグ伯領 (11世紀にツールーズ伯領に併合) にほぼ該当する。県都ロデーズ。北東部のロト川とその支流トリュイエールの峡谷に刻まれたビアデーヌ台地では牧畜が行われる。この南側にアベロン川右岸のコース (石灰岩質の台地) が帯状に連なり,左岸は,結晶岩質から成る古生代の台地および丘陵地。タルン川左岸はコース地帯で,グラン (大) コースと呼ばれ,ジョント,ドゥルビの峡谷がある。土地がやせているため農業は不振。県北部のドカーズビルの採炭,ミヨーの手袋を主とする皮革加工,アベロン川,トリュイエール川の水力発電などがおもな工業活動。タルンの峡谷をはじめ有名な観光地が多く,観光産業の重要性が増している。 1799年,県内の森林地帯でアベロンの野生児が発見されたことでも知られる。面積 8735km2。人口 27万 141 (1990) 。

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