アマメハギ

デジタル大辞泉プラス 「アマメハギ」の解説

アマメハギ

日本妖怪囲炉裏火鉢に長くあたってできた火だこ(アマメ)を剥ぎ取るとされる。石川県に伝わる民俗行事「能登のアマメハギ」(国の重要無形民俗文化財)では、天狗の面をつけた男たちがこの役を演じて災厄を祓う。

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世界大百科事典(旧版)内のアマメハギの言及

【来訪神】より

…日本の来訪神には三つの形態がある。ひとつは仮面仮装した異形の姿で来訪するものであって,秋田のナマハゲ,能登のアマメハギ,三陸のナモミ,ヒガタタクリ,甑島(こしきじま)のトシドン,吐噶喇列島悪石島のボセ,宮古のパーント,八重山のアンガマ,アカマタ・クロマタ,ミルク(弥勒),マユンガナシ,フサマラーなどがある。仮面仮装する者の多くは若者であり,また特別の資格を備えた村人である。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」