アミノ酸インバランス

栄養・生化学辞典の解説

アミノ酸インバランス

 単にインバランスというときがある.低タンパク質食に1種のアミノ酸(多くは第一制限アミノ酸),もしくは複数種のアミノ酸,または栄養価の低いタンパク質などを少量添加した場合,成長の低下,飼料摂取量の低下など,動物にとって好ましくない結果をもたらすことがある.この現象.通常の制限アミノ酸の概念(アミノ酸のバランスで考えて,必要量を下まわる必須アミノ酸のある場合にアミノ酸アンバランスとよぶ考え方)では説明できないことから,あえてインバランスと命名された.代表的な例としては,8%のカゼイン飼料に0.3%のメチオニンを加えた基礎飼料に0.3%のトレオニンを添加することによって引き起こされるトレオニンインバランス(この場合トリプトファンを少量添加すると回復する)や,上記の基礎飼料に6%のゼラチンを添加したインバランスがある.脂肪肝を伴う場合が多い.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

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