アリホロ(読み)ありほろ

日本歴史地名大系 「アリホロ」の解説

アリホロ
ありほろ

漢字表記地名「有幌」のもととなったアイヌ語に由来する地名。「アリホロ」(「蝦夷日誌」二編)、「アヰボロ」(東海参譚)などと記される。「蝦夷日誌」(二編)に「鯡小屋多し。図合かゝり間よろし。二八小屋此処より建並ぶ。小間物や、髪結処多し」とある。「廻浦日記」には「出稼十二軒」とみえる。一八六三年(文久三年)アリホロ永住の惣右衛門ら一四人は抜売を取締り、船手取扱方を一五軒に限るよう出願した(「嘆願書」小樽市史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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