ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アルバノ丘陵」の意味・わかりやすい解説 アルバノ丘陵アルバノきゅうりょうColli Albani イタリア中西部,ローマのすぐ南東の火山地帯。外輪山は径約 10kmで火口は 2.5km。外輪山の最高点はベスキオ山 (940m) ,内輪山の最高点はフェテ山 (956m) 。アルバノ湖とネミ湖が古い火口を占めている。この丘陵はラチウム王国の地で,当時の街道,神殿,劇場などが一部残っている。夏は涼しく,古代ローマ人の保養地となり,ビラ・ファルコニエリのような別荘が建てられた。カステルガンドルフォには現在でもローマ教皇の夏の住居がある。ここのブドウ園ではカステリロマニとして知られるワインがつくられる。郊外電車がローマとフラスカティ,グロッタフェラータ,アルバノを結んでいる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by