アワド(その他表記)Awadh/Oudh

山川 世界史小辞典 改訂新版 「アワド」の解説

アワド
Awadh/Oudh

インド北部,現ウッタル・プラデーシュ州東部の地方。アワドの名はラーマの生誕地とされるアヨーディヤーに由来する。16世紀以降はムガル帝国の一部となったが,18世紀前半には地方長官であるナワーブ(太守)が独立政権を築き,独自のイスラーム文化が栄えた。その後,イギリス東インド会社圧力を受けるようになり,1856年に併合された。シパーヒーの反乱の際には激しい反英抗争が繰り広げられた。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android