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アングロ・イラニアン石油会社事件 アングロ・イラニアンせきゆがいしゃじけんAnglo-Iranian Oil Co., Case

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アングロ・イラニアン石油会社事件
アングロ・イラニアンせきゆがいしゃじけん
Anglo-Iranian Oil Co., Case

イギリスとイランとの間で争われた,石油利権契約をめぐる事件。イギリスアングロ・イラニアン石油は,1933年から新たな 60年契約の石油利権協定をペルシアと締結していた。ところが 1951年3月イラン議会は,国内の一切の石油鉱業を国有化する立法を行ない,さらにアングロ・イラニアン石油の財産の収用を定めた施行法を制定した。この事件は二国間の紛争として国際司法裁判所 ICJに提訴されたが,イランは ICJに管轄権がないと主張した。ICJは,1952年7月22日の判決でイランの主張を認めた。国際法上この事件は,石油利権協定が国家間の条約ではないとされた点で注目される。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

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