アート・アンド・テクノロジー(英語表記)(experiments)arts and technology

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

アート・アンド・テクノロジー
(experiments)arts and technology

1966年初め,R.ラウシェンバーグとベル電話研究所の B.クリューバーの提案によって結成された,芸術と電気テクノロジー結合の可能性を追求しようとした機関。ラウシェンバーグのほか,作曲家の J.ケージ舞踏家の M.カニングハム,ピアニストの D.テュードアら,ニューヨークの芸術家たちとベル電話研究所の技師から成っていた。 66年,「演劇エンジニアリングの9晩」を開催。各作家1人に技師1人が協力して 10の作品が上演された。装局携帯無線電話,スクリーン,赤外線テレビ,電子音響装置,リモートコントロール・システムなどを技師の協力によって活用し,観客参加や日常性の表現など,テクノロジーを使用した新しい表現形態として以後に大きな影響を与えた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android