イオニア自然哲学

山川 世界史小辞典 改訂新版 「イオニア自然哲学」の解説

イオニア自然哲学(イオニアしぜんてつがく)

前6世紀ギリシアのイオニア諸市でタレスやアナクシマンドロスによって開始された哲学。ヘシオドスにみられるように,ギリシアには天地の成り立つ過程や,人間の発生についての神話風な説明があったが,そこから神々の名を消し,合理的説明をするという意味で,この哲学は宇宙論の形をとった。それは万有のおのずからなる姿つまり「自然」,ギリシア語でいう「フュシス」を,特に物質的な地,水,火,風に求め,それを基にして大自然・宇宙の成立過程を明らかにしようとしたもので,その完成者がデモクリトスである。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

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