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イブン・アルアッワーム Ibn al‐‘Awwām

世界大百科事典 第2版の解説

イブン・アルアッワーム【Ibn al‐‘Awwām】

12世紀末にアンダルスセビリャで活躍したアラブ系の農学・植物学者。生没年・経歴は不詳。その著《農学の書Kitāb al‐filāḥa》は,イブン・バッサール(1105没)やイブン・ハッジャージュ(11~12世紀初め)などアンダルスの農学・植物学者の研究の集大成で,35巻からなる。また,それは588種の栽培植物について,その栽培と耕作の方法を具体的に述べている。ヨーロッパでは早くから注目され,スペイン語(1802)やフランス語(1864‐67)に訳されている。

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世界大百科事典内のイブン・アルアッワームの言及

【農書】より

…西方のアンダルスでも,トレドのイブン・バッサールlbn Baṣṣāl(?‐1105)は,東方イスラム世界の農学を導入して《簡潔と弁明の書》を書き,同じころグラナダのティグナリーṬighnarīも《果樹園の美》と題する農書を著した。イブン・アルアッワームIbn al‐‘Awwām(12世紀半ばの人)の《農書》は最初にスペイン語訳された著作として名高いが,大半はイブン・ワフシーヤやイブン・バッサールの書の要約である。イランでは,16世紀初頭にカーシム・ハラウィーQāsim Harawīが《農業指南書》を執筆し,野菜や果樹の栽培法を詳しく解説した。…

※「イブン・アルアッワーム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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