ウィンドプロファイラ(その他表記)wind profiler

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウィンドプロファイラ」の意味・わかりやすい解説

ウィンドプロファイラ
wind profiler

地上から上空に向けて周波数 30~1200MHz(波長約 10~0.25m)の短波超短波電波を発射して,大気中の風の乱れなどを観測するドップラーレーダ一種。雲のない場合も観測できる。日本全国に 31ヵ所設置されており,上空 3~9kmの水平方向の風向風速と,鉛直方向の風速を観測できる。レーダビームを鉛直方向から約 15°ずらすことにより,1台で大気の動き(風)の 3次元のベクトルが得られる。雨が降っている場合は鉛直方向については雨滴の下降速度を観測することになるが,水平方向については雨滴が風に流されることから大気の動きが観測できる。ウィンドプロファイラは高度 300mごとに 10分間隔で観測している。31ヵ所のウィンドプロファイラの観測データは気象庁本庁の中央監視局に集められて数値予報天気予報に利用されており,このシステムを局地的気象観測システム(ウィンダス)という。2001年4月に運用が開始された。

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