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ウミアメンボ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ウミアメンボ
うみあめんぼ / 海水黽
sea skater

昆虫綱半翅(はんし)目アメンボ科のうち海に生息する種類の総称、またはそのなかの1種名。体長は3~5ミリメートルぐらい。胸部は大きく発達するが、体は短く、とくに腹部が短小。脚(あし)は非常に長い。日本からは2属6種が知られ、すべて無翅(むし)型で、有翅型は発見されていない。河口近くや入り江など沿岸地帯でみつかる種は、ウミアメンボ、シロウミアメンボ、シオアメンボである。ときに陸地から500キロメートルも離れた大洋上で発見される遠洋性の種は、センタウミアメンボ、コガタウミアメンボである。また、ツヤウミアメンボはもっとも広く分布し、太平洋、大西洋、インド洋の熱帯、亜熱帯圏に生息する。これら生息場所の違いは形態にもみられ、中脚の遊泳毛は、遠洋性の種において、より長く発達する。海面上に落ちた昆虫類や小動物から体液を吸収する。ウミアメンボHalobates japonicaは、体長が約5ミリメートルで、相模(さがみ)湾以南の太平洋沿いに、沖縄県西表(いりおもて)島の海岸まで分布する。[立川周二]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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