ウンターワルデン州(読み)ウンターワルデン(その他表記)Unterwalden

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウンターワルデン州」の意味・わかりやすい解説

ウンターワルデン〔州〕
ウンターワルデン
Unterwalden

スイス中部,フィーアワルトシュテッテ湖の南にある州。東のニートワルデン,西のオプワルデンの2准州から成る。チューリヒ地方の一部として,1173年以降はハプスブルク家に統治されていたが,1291年,ウーリ,シュウィーツとともに抑圧者に対する自衛のための「永久同盟」を結成。この同盟が現在のスイス連邦の基礎となった。住民はほぼ全員がカトリックでドイツ語を用いる。州域の 30%が森林林業,果樹栽培,肉牛飼育,酪農,木材加工などが行われる。 19世紀以降,鉄道,ケーブルなどの建設により観光業が活発になった。主要観光地はオプワルデン准州に属するエンゲルベルク。面積 767km2。人口6万 1441 (1991推計) 。

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