ウンブリ人
うんぶりじん
Umbri ラテン語
紀元前一千年紀、イタリアのウンブリア地方を中心に住み、ウンブリ語を話した民族。ウンブリ語は、オスク語とともにイタリック語を構成するインド・ヨーロッパ語の一派で、グッビオ出土の7枚の青銅板に刻まれた銘文によって知られる。彼らはいくつかの都市を建て、統一国家は形成しなかった。初期にはエトルリア人やサビニ人と接し、前4世紀以降ローマ人と接触、前295年これに敗れ、同盟市戦争を機にローマ市民権を与えられた。
[平田隆一]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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