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エウテュミデス Euthymidēs

世界大百科事典 第2版の解説

エウテュミデス【Euthymidēs】

ギリシアの陶工,陶画家。前6世紀末から前5世紀のはじめにかけてアテナイで活躍。繊細かつ流麗なタッチで人物や衣装を表現し,赤絵式陶画に新しい画法を開拓した。とくに人物の表現において短縮遠近法を用いたことで有名。彼の署名のある作品が6点残っている。【前田 正明】

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のエウテュミデスの言及

【デーモス】より

…アテナイで民会を構成する民衆としてのデーモスの最初の人格化は,アリストファネスの《騎士》(前424上演)の登場人物デーモスであるとされ,前4世紀後半以降民主政を象徴するものとして彫刻やレリーフに表現されることがしばしばあった。しかし前6世紀末の陶画工エウテュミデスの絵付と推定されるアンフォラのアッティカ赤絵の図柄にデーモスの人格化の最初の例が見いだされるとの仮説もある。アッティカの行政区としてのデーモスはクレイステネスの改革によって成立したが(前508または前507),都市部のそれは別として,内陸部や海岸部のそれは従来から存在した自然村落を大体において基礎としていたと考えられ,新しい評議会である五百人評議会を構成する評議員(各部族50人)は,各デーモスの人口に比例して選出されたと推定され,比例代議制のはじめとされている。…

※「エウテュミデス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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